• ホーム
  • 会社概要
  • 事業内容
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • ホーム
  • インフォメーション:混雑状態表示無線LANサーベイツールを開発
インフォメーション
混雑状態表示無線LANサーベイツールを開発

内容
  

無線LANの利用は拡大を続けており、携帯可能なITデバイス(スマートフォン、タブレット、
ノートPCなど)の多くは無線LANが標準通信システムとなっています。
WiFiアライアンスによると年間30億台を超える無線LANデバイスが世界中で新たに出荷、
使用されているとされており、無線LANが主要な通信インフラとなっています。
このため、無線LANシステムの通信性能は非常に重要な管理項目となります。
そして、混雑状況を確認するためには電波強度、通信パケット数、通信パケット長さ、
通信速度、通信頻度、WLAN装置数などの多くのパラメータを評価する必要ですが、
従来より利用されている無線LAN電波環境を調査する「無線LANサーベイツール」は、
APの電波到達範囲とAPのチャンネル割当ての最適化を目的としているため、
無線LANの通信性能に大きな影響を与える混雑状況確認に必要な各種情報提供が
困難となっています。

混雑状況の把握には複数の収集データを複数のパラメータに関して分析を行うため、
結果の把握も容易に行えない場合があります。
最も基本的混雑把握方法となる電波強度と通信パケット数をチャンネルごとに分析
した結果も分析表や単純なグラフ表示では特徴把握が困難です。

「複数同時WLANパケットキャプチャ・システム」の個々のキャプチャ装置が収集した
データの分析結果をヒートマップ形態で結果提示するデータ処理ツールを開発、
混雑状態の確認/把握が容易に行えるサーベイツールを開発しました。
複数地点あるいは複数チャンネルを同時観測するため混雑状況を容易に把握可能です。
キャプチャデータを用いているため、詳細な分析も可能です。

本研究開発の成果は、
総務省電波資源拡大のための研究開発「アクティブ空間無線リソース制御技術の研究開発」
によるものです。
ご指導、ご協力頂いた各位に深謝いたします。